静岡大道芸ワールドカップ 2016

先日、静岡大道芸ワールドカップに行ってきました!

毎年、11月の初めの「文化の日」を含めた週末に開催される、静岡大道芸フェスティバル。今年は25周年を迎えたそうです。僕は毎年見に行っています。

世界トップレベルの「生の演技」を見放題!!

世界中から、一流のストリートパフォーマー達が集結し、世界トップレベルの技を繰り広げるショーを、目の前で見ることができます!

期間中の4日間は、静岡駅から駿府公園までの広大なエリアの通りがすべて、大道芸のパフォーマンス会場に変身します。

街中を歩いていると、そこらじゅうで音楽に合わせてパフォーマーたちが超人技を披露しています。イベントは、朝11時頃から夜9時頃まで続きます。

見るのは無料

ちなみに、通りでやっているので、入場料はありません。観覧料金もありません。その代わり、「投げ銭」というシステムを取っています。

ショーを見終わったあとに、「感動した!」「お金を払う価値がある!」と感じた場合にのみ、自主的にお金を払う、というシステムです。つまり、演技の値段は、見たあなた自身が決めることになります。

(投げ銭をするように仕向けるプレッシャーは全くありません。完全にお客さんの任意です。)

腕一本で生計を立てている人たち

彼らは全員、「プロ」の大道芸人です。つまり、それで生計を立てている、ということです。大道芸人の収入は、基本的に「投げ銭」です。

投げ銭の金額は、自分の演技を見たお客さんたちの、その場の評価で決まります。どれだけお客さんに喜ばれたか?評価されたか?で決まります。しかも、その「結果」が一瞬で出ます。これほど「超実力主義」な世界も珍しいのではないでしょうか?

顧客満足

彼らにとって、「お客さんを満足させること」は、文字通り死活問題です。なので、当然、腕は磨かれます。

特に、毎回この大道芸フェスティバルに出ている常連のパフォーマーたちは、よほどの実力がなければ、お客さんを呼べません。

1回きりなら、珍しさでお客さんを集められるかもしれません。でも、毎年出場して、そのたびにたくさんのお客さんを集めるには、「何度見ても楽しめる確かな実力」と、「固定ファン作り」が必須になってきます。

僕のお気に入りパフォーマー

僕自身が「固定ファン」になっている、大好きなパフォーマーがいます。それは、「けん玉師:伊藤祐介」と、「桔梗ブラザーズ」、そして「矢部亮」です。

けん玉師:伊藤祐介

そもそも、「プロのけん玉師」が存在する、ということ自体、大道芸で見るまで知りませんでした。でも、見たら度肝を抜かれました!!

もう、けん玉の領域を超えています!僕は小学生の頃に、「けん玉&ヨーヨークラブ」に入っていました。なので、けん玉の難しさはよく分かります。

超ウルトラC級の技を軽々やってのけるだけでなく、オリジナルの複合技を、カッコいいBGMに乗せて繰り出す姿は、鳥肌モノのカッコ良さです!!

桔梗ブラザーズ

彼らは、実の兄弟です。僕も、実の弟ニイムと一緒にマジックショーのステージに立っているので、彼らにとても親近感があります。

兄弟で息のピッタリ合ったジャグリングは、1分おきにため息がもれる程のハイレベル!!毎回、音楽に合わせて、寸分の狂いもなくビシッ!と決めてきます。

BGMも、和風な感じから強いビートのきいたノリノリの曲まで、幅広いです。

矢部亮

彼の演技メニューは毎年変わらないのですが、すでに100%完成された領域に突入しているので、何度見ても鳥肌モンのスゴさ&カッコ良さです!!

固定ファンも多く、今回見たショーでは、会場の300近い数のお客さんの約半数がリピーターでした。(僕もそのひとりです)

音と技の融合

今回、一流の大道芸人の皆さんの演技を見ていて、改めて気づいたことがあります。それは、「技」だけでなく、「音」にもこだわっている、ということです。

彼らは、演技のイメージにピッタリ合ったBGMを使っています。それが、お客さんの気分を乗せて、その場を一気に盛り上がるのに大きな役割を果たしているのです。

実は、僕たちニイム&シンヤも、BGMの選曲にはこだわりを持っています。それぞれの演目に合わせた雰囲気のBGMを厳選して使うようにしています。

24時間365日、常にアンテナを張って、街中で耳に入ってきた曲を無意識に「これはマジックショーに使えるかな?」と判断しています。これはもう、職業病ですね(笑)

この間も、マジックショーを演じた会場のバー、「ZUYA」のマスター、清野さんに、「BGMの選曲がいい!身体の動きも、音にピッタリ合ってるから、見てて気持ちいいよ!」と言っていただけました。

ご自身もバンド活動をしている音楽家の清野さんにそう言っていただけたのが、すごく嬉しかったです!

毎年、静岡大道芸を見ると学びが多く、たくさんの「おみやげ」を持って帰ることができます。

From  兄Shinya

大道芸のように、「見る人をアッ!と驚かせる技」をできるようになる動画セミナーを作りました。

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